湯原温泉トライアスロン2017 レースレポート、スイム編。

      2017/07/27

Yubara Triathlon 2017_Swim_2

 

2017年7月23日(日) 9時、湯原温泉トライアスロン2017開催。第1ウェーブの選手達がスタートした。

今年から採用されたウェーブ制は、年代別ではない。レース番号の若い順から、第1ウェーブ〜第4ウェーブに分かれている。レース番号4のカズは、第1ウェーブ。レース番号416の俺は、第4ウェーブだ。
スタートリスト_1
スタートリスト_2

 

黒いスイムキャップをかぶった第1ウェーブの選手達は皆速い。水飛沫を上げて進んでいく。

 

「あっ、あれ鎌田さんですよね!」

 

地元・岡山のトライアスロンチーム「TEAM Blue Dog」厨司さんと浦さんが声を上げる。彼らの示す方向を見ると、腕を大きく投げ出すようにして進む大柄な選手。あの泳ぎ方は、確かにカズだ。

Yubara Triathlon 2017_Swim_Kazu_2

 

「特徴的な泳ぎですね!」と言う厨司さんに、「そうですね、あれはロシアンフックです」と答える。そして、鼻をさすりながらこう付け加える。

 

「ちなみに、『世界のハイエルボー』という技も彼は持っています」

 

あれは去年の湯原温泉トライアスロン。ウェーブ制ではなく、フローティングからの一斉スタートだったあのレースで、俺はカズの斜め後ろからスタートしようとしていた。「駒田さん、僕の後ろになるべくついてきてください」と言ってくれた彼のアドバイスに従った形だ。

しかし、スタート直後、カズの斜め後ろにピタリとつけた瞬間、顎から鼻にかけて強い衝撃を受けた。奴の肘が俺の顔面を強打したのだ。そして俺はそのまま湖の底に沈んでいき、約1分ほどレースへ復帰できなかった。当然、カズはその間にはるか彼方に行ってしまっていた。

厨司さんと浦さんにそんな話をしていると、すぐに俺の出番が近づいてきた。各ウェーブの間は2分しか空いていない。第4ウェーブの俺は、9時6分スタートだ。

このスイムコースの水は少し冷たい。湯原ダムから注水して水位を上げるため、冷たいダムの水で満たされるからだ。朝7時の時点で、20度ということだった。ただ、去年に比べればまだ温かく感じる。去年はスタート時間まで約10分ほどフローティングしていたため、身体がすっかり冷え切ってしまったのだ。ウェーブ制の今年は、身体が冷えるまでにスタートすることができる。

Yubara Triathlon 2017_Swim_1

 

9時6分、第4ウェーブスタート。1周1kmのコースを2周する、合計2kmのコースだ。去年の俺のタイムは54分。蛇行しまくって無駄なことこの上なかった。

Yubara Triathlon Swim

 

今回は、ブイに向けて常に真っ直ぐに進めるよう、方向をしっかりと確認しながら進む。アイアンマン・ケアンズのうねった海と比べると、大きなプールのようで非常に泳ぎやすい。加えて、ウェーブ制になったことで、余計なバトルがほぼ無くなり、なおさら泳ぎやすい。

7月上旬に参加した「Team PI (Pearl Izumi)」の合宿で、スイムコーチの「マーマンキング」前田康輔から教わったことを反芻しながら泳ぐ。

マーマンキング
※ 「マーマンキング」こと前田康輔。見ての通り、水棲モンスター。

 

俺の理解が乏しく、彼の教えを忠実に言語化できていないかも知れないが、今のところ彼から教わったのは下記の点だ。

  1. おへそはなるべく真下に向けておく。「ローリング」の名の下に無駄に回転させない。
  2. 手を入水させるとき、脇の下を伸ばすような感じで、なるべく遠くに手を入れる。
  3. 手を入水して肩甲骨をさらに前に出していくと、自然と肘が上を向くようになる。
  4. 肘が上を向いたら、肘の下あたりにできる「丸い大きな水の球体」に乗っかるイメージで身体を進める。

バトルがなく、波もなく、あくまで自分のペースで泳ぐことのできるオープンウォータースイムは貴重な機会だ。あれこれ考え、試しながら泳いでいく。比較的うまくできたときは、スイーッと前に進む感じが楽しい。右腕は比較的やりやすいが、左腕はぎこちない。肩甲骨を押し出す動きは、正拳突きで威力を増すために必要な動きでもあるが、空手を習いたての頃、左が下手だったことを思い出す。

試行錯誤しながら泳いでいると、アッサリ2周終わってしまった。手元のTIMEXによれば、9時55分。スタートは9時6分だったので、タイムは49分。去年より5分ほど早い。これは幸先がいい。急いでトランジションエリアに入る。

Yubara Triathlon 2017_Swim_2

 

自分としては急いでいたつもりなのだが、あとで五百蔵さんがコッソリ撮っていた写真を見せてもらうと、ドッカリと胡座をかき、重厚感たっぷりの雰囲気が背中越しに漂う。とてもトライアスロンをしているようには見えない。むしろ出番待ちの相撲

Transition

 

トランジションに5分ほどかけ、次はバイクへ。今回のバイクも秘策を用意したのだ。勝ったも同然。

 

次回「湯原温泉トライアスロン2017 レースレポート、バイク編」へ続く

※ 「マーマンキング」というのは、ドラクエに登場する海のモンスターです。肩幅が異様に広いのが特徴です。下の応援バナーのクリックをお願いします。
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