湯原温泉トライアスロン2017 レースレポート、ラン後編。

      2017/08/01

湯原温泉トライアスロン_フィニッシュ

前回「湯原温泉トライアスロン2017 レースレポート、ラン前編」に戻る

 

「いいから走って!w 止まらないで!!ww」

 

湯原温泉トライアスロン_カズ発見

 

DNFってなんのこっちゃ。混乱しつつも、背中越しにかかる声の通りに走る。

そういえば、レース前に課題をもらっていた。「ラン中、基本立ち止まらないこと」…エイドで水をかぶるとき以外は走り続けるということだ。ランは18km。アイアンマン・ケアンズでは、1周14kmを3周した。そう考えれば、1周+ウィニングランで終わるような距離のはずだ。

しかし、この暑さはしんどい。よく考えれば、ケアンズでランに入ったのは夕方6時のことだ。ほとんど日も落ち、一切暑さは感じなかった。今は、昼の1時過ぎ。太陽が全開で頑張っている。

去年も今年も宿泊した「湯の蔵つるや」の前を通り過ぎ、坂を登ったところにある小さめのエイドで、水の入ったコップをもらって頭からかける。しかし、全く足りない。次のエイドには、確かバケツに入った大量の水が用意されていたはずだ。熱中症になる前に急げ。

温泉街を走り、無料の公衆混浴露天風呂として有名な「砂湯」に向かう。2つ目のエイドはそこにある。去年と同様、そのエイドにはバケツが2つ置いてあった。ひしゃくを構えた女の子が3人いる。

 

「水〜!水かけて〜!

 

両手を大きく広げ、水を待ち受ける。一瞬ためらった後、女の子は思い切りよくバシャッといってくれた。ビックリするほど冷たいが、今はこれがどうしても必要だ。

湯原温泉トライアスロン_エイドステーション

 

「ありがとう!またよろしく」と言いながら、エイドを通り過ぎる。砂湯前のエイドを過ぎると、すぐに折り返し地点が待っている。そこで折り返すと、当然先ほどのエイドが現れる。

 

「また来たよ〜水〜」

 

「はい!」

 

今度はためらいなく、笑いながら大量に水をかけてくれる。少し元気になり、また次のエイドを目指す。明らかに去年より元気に走れている。ケアンズの旅の中で得た結論の後、コツコツやってきた効果も少しはあるのかも知れないが、それ以上に精神的な面が大きいと感じる。今、存分にトライアスロンを楽しませてもらっている。

次のエイドでも大量に水をかけてもらい、人通りの少ない場所をぐるりと回ってからスタート地点に戻ってくる。カズ厨司さん、浦さん、Team Blue Dogの皆さんが大きな声で声援をくれる。必殺・お前のハートにバキューン。なんだか久しぶりにやった気がする。

1周目終了

 

2周目に入り、ますます暑くなってくる。しかし、「エイド以外止まらない」作戦に忠実に、集中していく。その代わり、エイドではここぞとばかりに水浴びとコーラを楽しむ。走っているときも、地元の人たちが沿道で絶え間ない応援をくれる。笑いながら、お礼を言いながら走っていると、2周目も終わっていた。

3周目に入り、絶対にやろうと決めていたことを実行に移した。全エイドの全ボランティアに感謝のハイタッチ。3周目に入ると、エイドに立ち寄るたびに大量に水を浴びる俺を覚えていてくれるのか、お互いに交わす笑顔も大きくなっていく。この人たちのサポートのおかげで、俺は存分にトライアスロンを楽しませてもらっているのだ。

それにしても、湯原温泉トライアスロンはいい大会だ。まだ4回目の新しい大会だが、泳ぎやすいスイムコース、チャレンジングなバイクコース、温泉街の温かい応援を受けつつのランコース、全てが素晴らしい。街が味方になってくれているように感じる。

ひとつエイドを通るたびに、「ありがとう!また来年も来るよ!」と声をかけつつ、ハイタッチして進む。「来年も来れるの?」と聞かれたときは、「実は協賛メーカーなんです。だからまた来るね」と答える。ゲラゲラ笑いながら水をかけてくれる女の子3人組全員とハイタッチし、「また来年!」と大きく手を振りながら別れる。

コースの要所要所に立ってくれているボランティアの人にも、お礼を伝えながら走る。ここまで感謝の気持ちが自然に出たことは初めてかもしれない。暑くて苦しいが、こんなに楽しいレースをさせてもらえて嬉しい。

ラン3周目

 

 

「あっ、お兄ちゃん!3周終わった?最後?」

 

最後のエイド、ガソリンスタンドで声をかけてもらう。これが最後のエイドというのは、ホッとするようでもあり寂しいようでもある。

 

「うん、これで最後だよ!」

 

「水かぶる?最後だから必要ない?」

 

「いいや、縁起物だからかけて ( ̄ー ̄) 」

 

笑いながら盛大に水をかけてくれるボランティアの女性たち。大きく手を振りながら別れを告げる。ここからラストスパートだ。

最後の折り返しの直前で、「STRONGMAN」と書かれた手ぬぐいをキャップの後ろに貼り付けた「二等兵スタイル」の選手を捉えた。デンジャラス・ノッチさん。呼吸も心臓も苦しいので声をかけずに抜く。そのままスピードを上げ、折り返す。

さっき別れたばかりのガソリンスタンド前エイドの人たちが、手を振って応援してくれる。辛うじて手を振り、拳を突き上げてそれに応える。

フィニッシュゲートが見えると、喜びが心の奥底から湧き上がってきた。決めたことをやり切れた喜び。最後の最後まで楽しみ切れた幸せ。喜び爆発でフィニッシュテープを突き上げた。

湯原温泉トライアスロン_フィニッシュ

 

フィニッシュタイム、5時間36分20秒。昨年より17分縮められたようだ。そのうち、ランで16分縮めたことは大きな収穫。「エイド以外止まらない」作戦、大成功!

 

次回「湯原温泉トライアスロン2017 レースレポート、フィニッシュ後」に続く

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