屋久島撮影旅 最終話 – 「旅の醍醐味」

   

いつか一緒に走ろう

第7話「友情のしるし」に戻る

 

7/26(木)

9:00

お世話になった今回の宿「羽神の郷」を後にした。

女将にはアイシング用の氷をもらったり、とてもお世話になった。女将自身がウルトラランナーなので、そういうときの対処に詳しいのだろう。ありがとう、また来ます。

羽神の郷_1

 

10:30

4日間にわたって一緒に旅をさせてもらった御調さんと別れた。

御調さんのガイドがなかったら、今回の旅はひとつも成り立たなかっただろう。

 

「屋久島に住んでいると、出会いと別れが多いんです。楽しかったから寂しくなりますね」

 

そう言う彼に感謝を伝える言葉がうまく出てこなかったので、ただ固い握手で再会を誓う。今度は一緒に走ろう。そのときは、足首グネらないように気をつけます。

いつか一緒に走ろう
※ 屋久島の陸上競技場で走る御調さんと伊織。俺も走りたかったなぁ。

 

10:45

フライトまであと4時間ほど。その前に、一ヶ所立ち寄る場所がある。

屋久島空港で出会った高木さんの家だ。

 

「よくこっちに来るんだよ。良かったらうちにも遊びにおいで!」

 

そう言っていたのは、社交辞令ではなかった。俺たちが山を降りたその日、伊織の携帯に連絡があったのだ。

だから、今俺たちは彼の家を目指して歩いている。

高木さんと会いに

 

11:00

森の向こうに、なにやらドーム状の建物が見える。おそらくアレがそうだ。

タカギベース_1

 

近づいてみると、なんだか普通じゃないオーラを放つそのドーム。

タカギベース_2

 

玄関がどこか分からず、ドームの周りをグルグル歩いていると、軽トラに乗った高木さんが登場した。少し離れた川沿いで道を作っていたという。

聞けばこの一帯は全て高木さんの土地で、高木さんが屋久島に来るたびに少しずつ手を入れている。普段はアメリカに住んでいて、「At House」という日本のお風呂や水まわりを提案する会社をロサンゼルスで経営しているそうだ。

気のいいおっちゃんとばかり思っていたら、なんだかすごい人の家に来てしまった。

 

11:15

 

「ドームの上からの景色がいいんだよ!登ってごらん」

タカギベース_3

 

高木さんからそう勧められ、高所恐怖症ながらも頑張ってハシゴを登ってみる。

タカギベース_4

 

10m以上登った上からの景色はまさに絶景。このドームは断崖絶壁のすぐ手前に建てられていたのだ。

タカギベース_5

 

11:30

高木さんにドームの内部を隅々まで案内してもらった。

タカギベース_6

 

ここには客間が何部屋もある。トイレもいくつもある。山男たちの気迫からは無縁の美しい水まわりだ。

タカギベース_7

 

12:00

何故か風呂まで入らせてもらい、出てくると高木さんが刺身を切ってくれていた。手作りローストビーフまである。

刺身を切る高木さん

 

「屋久島じゃ『三岳』なんだよ!飲むかい?」

 

白谷避難小屋でも三岳を飲んだ。ここでも遠慮なく三岳をいただく。刺身とローストビーフと地元の酒。これを最高と呼ばずしてなんと呼ぶ。

高木さんと乾杯

 

14:00

 

「またおいで!次は泊まりなよ。

その頃までには宿泊棟作っておくよ。

釣りしたり、星見たり、きっと楽しいよ」

 

御調さん、大悟さん、高木さん。今回の旅で会った人は、みんな優しい。屋久島の旅の最後の最後で、また嬉しい出会いがあった。

ものすごく歓待してくれた高木さんと握手をして、ここでも再会を約束する。今回、俺はどれだけ約束を交わしたのだろう。

高木さんと海

 

14:50

屋久島空港から伊丹空港に向け、プロペラ機で出発した。

撮影のためにきた旅ではあったが、美しい景色以上の嬉しい収穫があった旅だった。

人と縁がつながり、再会を約束し、そしていつかまた会えたときの喜び。それこそが旅の醍醐味だと思う。

宮古島、石垣島、徳之島、そして屋久島。全国に少しずつ約束が増えていく。それを叶えにまた戻ってきたいものだ。

次は神戸。そこにも約束が待っている。行ってみようか、「iro-hana SONIC」あの男の第2章を見届けに。

 

<屋久島撮影旅、完>

※ きっとまた屋久島に行きます。#OnFriendsと行く屋久島の旅とか、やってみたいですね。応援バナーのクリックをお願いします。
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