屋久島撮影旅 第2話 – 「黙れ小僧」

      2018/08/02

山の上

第1話「1年中雨が降る島」に戻る

 

7月23日(月)

13:00

羽田から伊丹、伊丹からプロペラ機に乗り継ぎ、屋久島空港に到着。羽田から屋久島への直行便はない。

プロペラ機から降りて空港の建物を眺めると、最近もこんなことがあったような気がする。徳之島だ。

宮古島、石垣島、徳之島、そして屋久島。離島特有の雰囲気がここにもある。

屋久島空港

 

JACのプロペラ機を降り、今回の旅の相棒である伊織を待っていると、彼は年配の男性と飛行機から降りてきた。隣の席で仲良くなったらしい。

 

「よくこっちに来るんだよ。良かったらうちにも遊びにおいで!」

 

高木さんと名乗ってくれたその男性と握手して別れ、今回ガイドをお願いした御調 (おしらべ) さんと合流する。

屋久島での撮影の仕事が決まり、Facebookで「屋久島在住のランナーを紹介してください」と募ったところ、縁あって繋がることができたのが、御調さんだった。

彼は屋久島のガイドをやりつつ、「屋久島ウルトラエコマラニック」という大会の主催もしている。今はその大会の準備に忙しい時期なのだが、俺たちの撮影旅を手伝ってくれることになった。

早速、撮影地に向かおう。はじめての屋久島。何が待っているのだろう。

 

14:00

屋久島森林生態系保全センターに用意しておいた入林届けを提出。

撮影目的で山に入るときは、こうした届け出が必要らしい。「撮影時は観光客やハイカーを常に優先すること」を約束する。また、今回の撮影旅の目的のひとつである縄文杉周辺では、ドローンを使った撮影は禁止だとも聞く。

屋久島森林生態系保全センター

 

保全センターを後にした俺たちは、スポーツ店で寝袋とマットを借り、「白谷雲水峡」へ。森の入り口に向けて、御調さんの車で山をひたすら登る。

白谷雲水峡へ

 

屋久島は1周約100kmで、外周部分のみに集落がある。大きな道路も基本的に外周部分にしかない。それは、屋久島のほぼ全域が山地だからだ。

海から陸に上がると、いきなり1,000mを超える山がズラリとそびえているのが見える。ちなみに、九州地方最高峰は、屋久島にある宮之浦岳 (1,936m) だそうだ。

御調さんの車で山道を進んでいると、ついさっきまで海辺の道を走っていたことを忘れそうになる。

 

15:00

白谷雲水峡の入り口に到着。ここで、入山料1人2,000円を支払う。

日帰りの人は500円だが、泊まりがけで行く人は2,000円ということらしい。

さあ、行ってみよう。深い山の深い森へ。

山の上

 

16:30

少し森の中に入っただけで、美しさに圧倒される。俺も伊織も「ここいい!」「ここ撮りたい!」とすぐに気になってしまい、なかなか先に進めない。

御調さんによれば、この先にも素晴らしい場所はまだあるのだが、はじめて屋久島の自然を目の当たりにした俺たちは、どうしても立ち止まってしまう。こんな景色を見たら、立ち止まってしまう方が自然だ。

屋久島

 

ところで、相棒の伊織は映画「もののけ姫」を昨日2回観たらしい。元々もののけ姫が大好きな上、その映画の舞台として参考にされた屋久島に来れるとあって、奴のテンションはうなぎのぼりとなっている。

もちろん俺もテンションは上がっているのだが、伊織のそれは俺を遥かに凌駕する。もののけ姫の一場面のセリフを完コピしつつ、動きを交えて実演してくるのだ。

その都度、あの有名なセリフを放たなければ、一歩も先に進めない。

 

あ、また始まった。またコレを言わなければ。もうかれこれ7回は言ってるぞ。

 

 

「黙れ小僧!!」

 

 

ふう。美輪さんに寄せるのも一苦労だ。

 

第3話「山男たちの気迫。白谷避難小屋編」に続く

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