ウォリアー・プリンセス – 第10話「世界の鎌田、楽しむ」

   

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第9話「松原その子、因縁の対決」に戻る

2016年8月7日(日)、10時5分。

駅伝第一走のくせに、まるでアンカーのようにフィニッシュラインに飛び込んでしまった俺。フィニッシュゲートを逆に飛び出し、あたふたとカズの待つスイムスタート地点に駆け寄る。

「駒田さーん!どこ行っちゃったんですかーー!!」

「ごめーん!あとは頼んだ。。」

目いっぱい伸ばされたカズの手をパチンと叩き、バトンタッチ。二走のスイムは500mだ。普通なら10分かからずに戻ってくるのだろうが、やたら潮の流れが速い。少し苦労するかも知れない。

やはり、10分を少し超えたあたりで戻ってきた。「キツーい!」と言いながら満面の笑みを浮かべている。

故障で現役を退き、復帰第1戦の宮古島トライアスロンでまた腰痛と戦い、今回はものもらいになりそうな感じのカズは、今トライアスロンを存分に楽しんでいるように見える。その姿を見ていると、沼津に来てよかったと思える。

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カズがバイクに乗って出て行ったのを見届けると、暑さのあまりクラクラしてきた。熱中症一歩手前くらいに身体が熱を持っている。気温は39°Cを超えているらしい。水を大量に飲んでかけ水をして、Onブースに戻って休みながら観戦する。

ブース前では、今回の沼津旅諸々の手配を進めてくれた敏腕GMアキコが、暑さにも負けず、力強い応援を各選手に送っている。

「ファイットォォ!!ガンバー!!」

……実に力強い。

なんだろう、いつもと声が違う。オフィスでは「ヤスコさーん♪ すご⤴︎⤴︎い!」といった感じの浮かれた感じの声を出すのに、応援の声はまるで別人のようだ。

「ァイッッットォォゥーー!!」

地響きを伴う重低音。なんだこのキャラ変更は。こんな声出せたのか。Onジャパンに入社して5ヶ月。初めて見る (聞く) 姿だ。

そんなアキコから目が離せずにいたら、シマシマのブルトレウェアに身を包んだカズがバイクから戻り、目の前を颯爽と走っていく。

「見てみて!結構走れる!w」と笑いながら松林に入っていくカズを見送りつつ、「貴様も松林の砂利で地獄を見るのだよ…」とほくそ笑む。そう、ヤツもクラウドを履いているのだ。

案の定、帰ってきたカズは「石!石が!!ww」とわめいている。そうだろうそうだろう。あのクラスの砂利道なら、さぞ足元はカチカチいうだろう。あんな道と知っていたら、クラウドレーサーにすればよかったのう…。

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Kazu Result
Swim 500m: 0:11:35
Bike 20km: 0:38:45
Run 5km: 0:22:38
Total: 1:12:58

最終話「雄叫びのアキコ」に続く

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