トシ「ザ・ライトニング」、入社1ヶ月目。

   

天才トシのクラウドフラッシュ

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今日、3月1日は「Onジャパンの5人目」、青野 敏之 (あおの としゆき) の入社1ヶ月目だ。

Toshiyuki Aono_profile
※ 撮影者: 村田 明子。シューズが見切れてるじゃねーかアキコ。

 

トシにとって、この1ヶ月はなかなか大変だったはずだ。初日から「Internal Oniversity」がみっちり入り、入社2日目にはカズヤスコが「The North Face 100 Thailand」に出場するためにいなくなってしまった。まさかの取り残されるトシ。

カズが凱旋帰国してからは各取引先の勉強会などについて回り、高尾山の「プチOniversity」で走り、「夢の島ぐるぐるリレーマラソン」で全力疾走し、直後に怒涛のように東京マラソンEXPO。

英語は苦手なはずだが、外国人のお客さんにも積極的に声をかけていった。元箱根ランナーの経験と誠実な人柄を生かした丁寧な接客で、お客さんの信頼を勝ち取っていった姿が印象的だった。

東京マラソンEXPO2017_2日目終了
※ EXPO2日目終了時のチーム集合写真。ゼッケンを持っているのがトシ。

 

大盛り上がりのままに終わった東京マラソンEXPOだったが、しかし、トシにとってはこれで終わりではなかった。東京マラソン、42.195kmをクラウドフラッシュで走るという大仕事が待っていた。

EXPOの3日間、ほぼ飲まず食わずでブースに立ち、最終日の撤去までフルでやりきった後、フルマラソンというのは普通ではない。土曜日、全てを終えて横浜に帰ってきた俺の足は、例えるなら「ギリギリまで水を入れた水風船」のような有様であった。針でちょっとつついただけで、パーンと破裂してしまうのではないかと思った。

国際展示場正門の駅前での別れ際、「もうやるしかないですね!3時間切れなかったら、笑ってくださいw」と笑うトシは、それだけで尊敬に値した。

翌朝、俺はスマホを片手に、テレビの前で東京マラソンを観戦した。カズもアキコもそうしていたと思う。お父さんが出場するヤスコだけは現場にいた。

OnジャパンのグループLINEは、トシの話題で盛り上がっていた。5kmを19分10秒で刻む、予定通りのペース。おそるべし、箱根ランナー。足の裏が痛くて家の中で這いずり回っている、ハマのダンディズムとか名乗る野郎に爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。

11:50、現地のヤスコ特派員から「40km通過!」と入電。トシはこのとき、こう叫んだという。

 

「ヤスコさん、死んじゃう!!」

 

天才トシ力走

 

この写真では笑顔を浮かべているが、実際は15kmを過ぎたあたりからEXPOの疲れで脚がへたりはじめ、30km過ぎからは苦しくてたまらず、35km過ぎからはギリギリの状態の中、キロ4分10秒ペースで粘ったそうだ。

それにしても、ギリギリの状態でキロ4分10秒で粘れるって、どんな脚してるんだ…。ちなみに、アイアンマン・ケアンズでギリギリだった俺は、20分救急車の中で寝てからひたすら歩いたのだった。まあ、俺なんぞと比較するのがそもそも間違っている。

40km地点、さすがのトシも「もうダメだ、走れない」と思ったところにヤスコの応援の声が聞こえてきたそうだ。そのときにとっさに出た声が、「ヤスコさん、死んじゃう」だったらしい。

このヤスコの応援で息を吹き返したトシは、最後まで走りきることができ、結果は2時間50分35秒。EXPO後のガタガタの脚で、見事サブ3を達成したのだった。

レース翌日の月曜日は、さすがのトシも代休を取った。火曜日に出勤してきた彼は、「筋肉痛、ほぼ大丈夫です。クラウドフラッシュ、すごいです!」と言いながら笑っていた。しなやかな強さを感じさせる男だ。

カズが前に言っていた「あいつは本当に綺麗な走りをします。天才です」と言っていた言葉を思い出す。きっと彼は、努力の天才だったのではないか。しなやかな強さでコツコツと積み上げてきた結果なのだろう。

トシが履いたクラウドフラッシュ、そして東京マラソンの完走メダルの写真を見ていると、ふと思いついたことがある。クラウドフラッシュの「稲妻マーク」にあやかって、Onグローバルアスリートチームは「チーム・ライトニング」と呼ばれ始めているらしい。

それなら、トシもライトニング。トシ「ザ・ライトニング」。5月、スイスでみんなに紹介するのが楽しみだ。

天才トシのクラウドフラッシュ

 

次回「青野 敏之へのインタビュー」に続く

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