ポセイドン再臨 – 第4話「ファミリーレストラン こだま」

   

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第3話「ポセイドン、敗北」に戻る

勝負に負けはしたが、悔いはなかった。いっそ清々しい。

海から上がると、すっかり腹が減っていることに気がついた。あまりにも集中していて気がつかなかったようだ。今は14時。少し遅いが、昼メシを食べるため、以前訪問して気に入った場所へ向かう。「ファミリーレストラン こだま」がそれだ。

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大事なことなのだが、ここはいわゆる「ファミレス」ではない。あくまで「ファミリーレストラン」、言いかえるならば「家族が経営する食堂」だ。

ここ勝浦には「勝浦タンタンメン」という地元B級グルメがある。地元の海女さんや漁師さんが寒い海仕事の後、冷えた身体を温めるために食べてきたものだ。

ゴマ系のタンタンメンとは違い、醤油ベースのスープにラー油が多く使われていることが特徴。また、具材としてはみじん切りの玉ねぎとひき肉が入ることが一般的らしい。

この勝浦タンタンメンを公式化し、地元をより元気にと立ち上がった熱血!!勝浦タンタンメン船団なる団体まである。団体のバナーは本宮ひろ志が描いており、異様に力が入っているのが見て取れる。タンタンメンの丼に向かって船団旗を振り回す、狂気すら感じるイメージキャラクターの目力。勝浦タンタンメンは、勝浦のソウルフードと言えるのかも知れない。

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そして、この「熱血!勝浦タンタンメン船団」の正規取扱店のひとつこそ、「ファミリーレストラン こだま」なのだ。1965年創業、最古参の店のひとつだという。

加えて説明すると、「こだま」は精肉店が経営している食堂だ。つまり、肉がうまい。そこで、俺は「チャーシュータンタンメン」(900円)を注文する。

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午前中の激闘で腹が減りに減っている俺は、さらに隠れた名品「焼肉ライス」(850円)も追加する。焼肉ライス + 勝浦タンタンメン = 駒セット。

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ラー油がたっぷり入った勝浦タンタンメンは、当然辛い。焦って麺をすすれば咳き込んでしまう。しかし、ただ辛いだけではない。たっぷり入ったみじん切りの玉ねぎの甘みが、味に深さを与えている。確かにこれは、海仕事で冷え切ったポセイドンの身体を温めてくれる。

そして、焼肉ライス。個人的にはこれが最大のヒットだ。無骨ながら素晴らしい味。量も申し分ない。そして安い。近所にこれを出してくれる店が欲しい。確実に週3で通うであろう。

焼肉を頬張り、白米で流し込み、タンタンメンのスープを口に入れ、すかさず白米を放り込む。流れるようなコンビネーション。駒セット最高。こだま最高。

気がつけば俺の目も狂気を宿していた。コマログ4.2

第5話「ダンディズムリサイタル」に続く

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 - 海の男