On クラウドフラッシュについて その2。

   

ISPO_Product of the Year_Cloudflash

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Onが現在持てる最高の技術と素材を用いて作り上げた新作「クラウドフラッシュ」は、全世界に先駆けて東京マラソンEXPOでワールドプレミア (世界先行発売)となる。

オリンピックメダリストに証明され、ISPO「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」という世界で最も権威ある賞を受けた一足が、どこよりも先に日本で手に入る。

 

ISPO_Product of the Year_Cloudflash

 

クラウドフラッシュは、見た目はクラウドレーサーによく似ているが、クラウドやクラウドフローと同じ系統に属する。つまり、クラウドフラッシュのCloudTec® (アウトソールの3D構造) は、EVA製の「ゼロ・グラヴィティ・フォーム」からできている。

また、クラウドやクラウドフローと同様に、「スピードボード」(足の形をした板バネ) がCloudTec®に直結しており、ミッドソールが排された構造になっている。これにより、220g (メンズ26.5cm) という軽量性を実現した。

 

クラウドフラッシュ_5

 

ただ、クラウドフラッシュの特徴は、それだけにとどまらない。まず、CloudTec®自体にさらなる工夫が施されている。

クラウドやクラウドフローのソールは、言ってみれば「EVAの素」を型に入れて加熱し、発泡させることで作られている。もちろん、発泡させたものを3Dに成形するだけでも、かなりの技術を要する。

しかし、クラウドフラッシュのソールは、その発泡させたEVAをさらに圧縮するという一手間を加えている。圧縮されたEVAは、触ってみるとゴムに近い弾力性を持つ。

ゴムといえば、クラウドレーサーやクラウドサーファーなどに代表される「リバウンド・ラバー」だ。リバウンド・ラバーのCloudTec®の特徴は、強いクッションと弾むような反発性。「ラバー (ゴム)」と聞いてイメージする特徴そのままだ。

ただ、クラウドフラッシュのCloudTec®は、ゴムの特徴を持っていながら、素材自体はEVAなのがポイント。つまり、強いクッションと弾むような反発性を持ちつつ、圧倒的な軽量性も実現しているのだ。ラバーとEVAの優れた特性をあわせ持っていると言える。

 

クラウドフラッシュ_2

 

そして、このCloudTec®が直結しているスピードボードも、クラウドフラッシュ専用仕様となっている。他のOnのシューズに使われているスピードボードは樹脂製だが、クラウドフラッシュのスピードボードにはPebaxという素材が用いられている。

Pebaxというのはスキー板などに使われている素材で、圧倒的な弾性と剛性が特徴だ。着地の衝撃をエネルギーとして溜め込み、前方への推進力として放出するスピードボードの素材として最適といえる。クラウドフラッシュの裏側に見える黒い部分が、このPebax製スピードボードだ。

 

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クラウドフラッシュのアッパーは、クラウドサーファーやクラウドフローで好評を博した二重構造アッパーを踏襲している。

クラウドサーファーやクラウドフローを履いたことのある人は、その足入れ感が非常に優しいことを知っていると思う。インナーレイヤーがまるでソックスのように、足を優しく包んでくれるからだ。そして、アウターレイヤーが過不足ないホールドを与えてくれる。動きやすいのにルーズではなく、それでいて締め付けすぎない感覚だ。

クラウドレーサーの足入れ感が他のOnに比べてかなりタイトだというのは、クラウドレーサーを試した人全てが口を揃えて言うことだ。クラウドレーサーは、スピードやペースという意味ではなく「足を選ぶ」一足と言える。一方、クラウドフラッシュはそこまでタイトに感じない。そういう意味では、あまり足を選ばないと思う。その優しい足入れ感には、ポリウレタンとEVAを組み合わせたクッション性に優れたインソールも一役買っているようだ。

 

このように、クラウドフラッシュには、これまで用いられなかった素材や特殊な技術が、これでもかとばかりに盛り込まれている。「コスト度外視で、今Onが作れる最高のパフォーマンスシューズを生み出す」とオリヴィエが言っていた通り、現時点のOnの技術の粋を集めたものになった。

それだけに、価格は決して低くない。パフォーマンスシューズとしては、最高レベルであることは間違いない。

 

税別18,800円。

 

オリンピックメダリストのシューズが18,800円。高いと思うか安いと思うか、そこは実際に見て履いてくれた人の判断に委ねたい。

ただ、個人的には、非常にコストパフォーマンスに優れた一足だと思う。

 

次回に続く

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