アイアンマン・ケアンズ挑戦記 2017 – 第2話「横浜トライアスロンのアスリートたち」

   

横浜トライアスロン

第1話「苦行にも楽しみにも」に戻る

 

5月8日(月)〜12日(金)の5日間は、怒涛のように過ぎていった。

やるべきことが同時多発的に立て込むとき、俺は秘儀「山籠りの術」を使う。別に山に行くわけでもホテルに缶詰になるわけでもないが、オフィスの自分の席にただじっと座り、ひたすら作戦を練るわけだ。

その間、来客もあるしスイスとの電話会議もあるし、あるいはハビエル・ゴメスのインタビューもあるし、完全な山籠りは望めないのだが、それでもなるべく集中して作業をしていった。

Javier before the race_3

 

そんなとき、やはり仲間の存在に助けられる。横浜トライアスロンのブース設営や商品手配などは、カズトシにやってもらった。

カズトシ作業

 

その間、俺は会議やプレゼンの準備の大詰めに入っていた。金曜日の夜、全ての資料を揃え、一応の練習を終えた俺は、山籠り状態から脱した。そして、その週末に横浜トライアスロンが開催された。

横浜トライアスロン_Onブース

 

土曜日は、冷たい雨が降っていた。そんな雨の中で戦うエリートのレースを観戦・応援しつつ、ブース運営を行った。

応援するのは、もちろんOnアスリートのハビエル・ゴメス・ノヤ。来日直後に謎の歯痛を生じ、抗生物質と痛み止めを大量に摂っていたそうだ。最初そのニュースを聞いたときは「歯痛?」と半笑いになってしまったのだが、よく考えれば歯が痛かったら何もできない。まともに寝ることもできないだろう。

木曜日にインタビューしたとき、ハビエルの右頬は赤く腫れあがっており、はた目にはどう見てもレースに出られそうな感じではなかった。しかし、ハビエルはこう語った。

 

「出る以上は常に勝つつもりでやる。今までもそうしてきたし、これからもそうだ。

でも、先のことはわからない。結果は後からついてくる」

 

Javier before race_2

 

レースではバイクで先頭集団を引っ張り、ランでも最初の10kmまではトップ争いに絡む戦いを見せた。

しかし、結果は厳しく9位。全力を尽くしてフィニッシュすると同時に倒れこむハビエルを見て、彼の語った言葉を思い出した。やる以上は全力を尽くす。結果は後からついてくる。それが今なのか、次の機会なのかは別として。

Javier in Yokohama

 

ハビエルの激闘から一夜明け、日曜日はエイジの部が開催された。ここには、遠藤さんとカズが主宰するTeam Triathlon BLUE-TRAIN (ブルトレ) の仲間たちが多く出場する。日本各地から集まる、Onユーザーたちとの再会も楽しい。

横浜トライアスロン

 

心残りだったのは、アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンの前哨戦として参戦した義弟しげちゃんが、スイム45分の制限時間に間に合わず、DNFに終わってしまったことだった。

しげちゃんDNF
※ スイムフィニッシュまで残り200mで審判船に乗せられ、スイムフィニッシュと逆方向に連れられていくしげ選手。

 

2015年の宮古島、そして続く洞爺湖でDNFに終わった俺は、彼の気持ちが痛いほど分かった。今年、セントレアとケアンズは同じ6月11日に開催される。その日にお互い完走し、喜び合おうと彼と約束した。

そしてその翌日、俺はスイスに向かった。

 

第3話「望んだ以上の結果」に続く

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