アイアンマン・ケアンズ挑戦記 2017 – 最終話「いつか本当の鉄人へ」

   

Hiroki The IRONMAN_2

第17話「Again, I am an IRONMAN」に戻る

 

“Swim 2.4 miles, bike 112, run 26.2miles, brag for the rest of your life.”
(3.8km泳ぎ、180km漕ぎ、42.2km走れ。そして一生自慢しろ) – John Collins

 

フィニッシュラインを超えれば、みんなが勝者

カイルア・コナで初めて「アイアンマン・トライアスロン」というものに触れたとき、そのコンセプトは肌身で実感していたはずだ。それなのに、そこにある痛みに囚われ、反応し、苦しみだけに目を向けてしまった。敗者に向けてまっしぐらだった。

しかし、まるでメッセージを携えるように現れた老紳士が、大事なことを思い出させてくれた。応援して待ってくれている家族や仲間がいること。そして、アイアンマンとはどういう存在なのかということ。

フィニッシュラインの向こう側でまどかと記念撮影をしながら、俺は自分の幸運に感謝していた。

Best supporter

 

みんなが待っているところに戻ると、ブルトレの仲間達は口々に祝福してくれた。

 

「駒田さん、やりましたねー!!」

「ほんと、待ちくたびれちゃいましたよ〜」

「T1で一体何してたんですか?w」

 

ハイタッチし、握手し、みんなに感謝の気持ちを改めて伝える。俺のゴールを最後に、今回の遠征メンバー全員が完走したことになる。深夜0時過ぎ、エスプラネードのフィニッシュライン近くのトイレ前で、参加選手 + まどかで記念撮影をした。人文字で “IRONMAN” を描く。

We are IRONMAN

 

日本に戻り、ケアンズで起きた出来事、そのときの心境を一つ一つ思い出していく作業は、正直言うと苦しいものでもあった。

去年のケアンズを完走したときは、かつてジョン・コリンズがルールブックで許可してくれたことに甘え、「一生自慢するもんね」といった心境だった。

今は違う。このままでは満足できない。今回は勝った感じがしない。自分に負けたままでは終わらなかったけど、勝った感じは一切しないのだ。

それなら、次は少しは満足できるようにしてみよう。そのためにやれることは山ほどある。

いつか本当の鉄人へ。何が「本当の」かは分からない。ただ、あの応援ボードを本当の意味で嘘にしない自分でいたい。

 

“HIROKI THE IRONMAN”

 

だから、やはり旅は終わらない。そう考えれば、それは苦行ではない。楽しみながら続けていこう。

結果は、いつか後からついてくるはずだ。俺はOnから、仲間たちから、そう学んだのだから。

Hiroki The IRONMAN_2

 

<アイアンマン・ケアンズ挑戦記 2017、完>

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