アイアンマン・ケアンズ挑戦記 2016 – 第5話「モーニングマン」

      2016/08/18

Morningman_2

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アイアンマン・ケアンズにエントリーした2015年11月から遡ること2ヶ月。ケアンズ行きを決めていた遠藤さんは、恐ろしい習慣を始めていた。長距離を走ることの苦手意識をずっと持ち続けている俺にとって、狂気とも言える所業。

彼自身が呼ぶところによれば、その所業の名は「モーニングマン」。朝3時半に起き、4時から6時までの2時間で20kmジョグを行う。戻ってきてシャワーを浴び、朝食のサンドイッチを作り、家族と共に食べる。

Morningman

毎日20kmを続けるなど、トレーニングを十分積んだ人から見ても、おそらく普通ではないだろう。カズさんは、「僕には無理ですw」と断言した。オリヴィエですら、「ヒロキの友達はクレイジーだ!」と言った。しかし遠藤さんは、「強度が低いので淡々と続けられる」と、飄々としたものだ。

毎日20kmを30日続け、毎月600km。それを彼は当たり前のように続け、11月30日に俺がアイアンマン・ケアンズにエントリーした時点で1,800kmを超える距離を踏んでいた。ちなみに、11月末の大田原マラソンで、遠藤さんは2時間45分48秒の自己ベストを出している。フルマラソン2回目で、いきなり大幅に記録を更新したという。

Endo_Otawara Marathon

そして、2015年12月から、遠藤さんは新たな取り組みを始めた。モーニングマンを終えた平日の午前中に、デスクワークをしながら、毎日3時間のローラー

この時期、午前中に遠藤さんの事務所に行くと、アイアンマン・ハワイの動画をBGMに流しながら、DHバーにキーボードを乗せ、淡々とローラーを回しながらメール対応をしている遠藤さんを観察することができた。ここまで突き抜けてくると、もう笑ってしまう。

Endo_Roller

毎日同じことをひたすら続ける。周りから見れば狂気に見えても、ただ淡々とこなす。そして、それを「忍耐」と考えるのではなく、「成長過程を楽しんでいるだけです」と言う。

俺にはとてもそんなことはできない、と彼を見ていて思った。ただ、こうも思った。何年も前の自分が今の自分を見たら、それも「狂気の沙汰」に写っただろうと。それでも今、こうして楽しくやれている。俺なりのアイアンマンを目指そうと思えている。

Morningman_2

2015年12月は105km、年が明けて2016年1月は171km。周りの人たちと比べれば笑ってしまうほど少ないが、走ること自体が高いハードルだった頃の自分からすれば、これは確かな進歩だ。

洞爺湖の後、遠藤さんからもらった「2016 必達」と書かれた一升瓶を眺め、モーニングマンの偉大さと自分自身の小さな進歩を感じつつ、俺はケアンズに向けて準備を続けていった。

2016 Target

第6話「目標、再確認」に続く

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