アイアンマン・ケアンズ挑戦記 2016 – 最終話「I am an IRONMAN、終わらない旅」

      2016/12/28

I am an IRONMAN

第17話「ケアンズ最終日、幸せな1日」に戻る

 

2008年10月 – ハワイ島カイルア・コナ

 

“You are an IRONMAN!!”

 

TIMEXの大時計が23時59分を過ぎた頃、フィニッシュラインに転がり込んできた最終ランナーに、惜しみない拍手が贈られる。

 

トライアスロン。アイアンマン。

 

こんなスポーツがあったのか。なんでこんなことができるのだろう。とても同じ人間とは思えない。

選手たちから大きな感動をもらい、涙を流して拍手しつつも、「あの人たちは特別だ」と思っていた。

あんなこと、俺なんかにやれるはずがないと。

Ironman Hawaii 2016 Finish Line

 

2013年1月 – 鎌倉

 

On共同創業者のひとりは元アイアンマン・ヨーロッパチャンピオン。

これはアレか、自分もやらなきゃいけないやつか。

まあ、とりあえずジョグから…。

Cloudracer13

 

2013年8月 – 北海道・洞爺湖

 

「Onを履いてアイアンマンになるんだ、いつか」

「ヒロキならきっとやれる」

 

元アイアンマン・ヨーロッパチャンピオンのOn共同創業者、オリヴィエ・ベルンハルド。

その彼に宣言してしまった。

しかし、彼は笑いはしなかった。

ただ嬉しそうに微笑んだだけだった。

スクリーンショット 2016-05-17 11.40.18

 

2015年8月 – 北海道・洞爺湖

 

「ここで終了です!回収車が迎えに来ます」

 

180kmのバイクを9時間以上かけてようやくクリアし、ランに移った矢先の足切り。

呆然とした。まだ6時間あるのに。

スタッフに走らせて欲しいと訴えたが、そんなことで決定は覆らなかった。

アイアンマンになれなかった。

オリヴィエに、仲間たちに、なんて言えば…。

Ironman Japan 2015_DNF

 

2016年6月15日 – 横浜のオフィス

 

ケアンズから横浜に帰ってきた。

Onのオフィスにバイクを置きに戻ってみたら、みんなからの寄せ書きがホワイトボードに描かれていた。

 

“Hiroki is an IRONMAN!! We are proud of you.”

 

“Congratulations!! – Yasuko

「完走おめでとうございます – Kazu

「すごーい!!おめでとうございます – あきこ

 

実感が湧いた。

何年もかかったけど、メチャクチャ遅かったけど、アイアンマンになったんだ。

去年の8月、オフィスの入り口に貼ったアイアンマン・ジャパンのゼッケン。

悔しい気持ちを忘れないように貼ったものだ。

その上に、アイアンマン・ケアンズのゼッケンを重ねて貼る。

そして、ホワイトボードに書いてあった “Hiroki – Challenge IM again!” の目標。

その上に、いつか絶対に言ってみたかった言葉を書いてみる。

 

“I am an IRONMAN!!”

 

さあ、次はOnでどこに行こう。

終わらない旅は楽しいな。

I am an IRONMAN

 

<アイアンマン・ケアンズ挑戦記 2016、完>

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