佐相宏明、2017年シーズン報告。まさかの爆笑プレゼン。
2017/11/24

先週の木曜日、Onアスリート・佐相宏明がオフィスに来た。2017年シーズンの報告をしてくれるためだ。
前回彼がオフィスに来てくれたのは、サポートを依頼するためのプレゼンのときだった。きっちりとパワポで作り込まれたプレゼンの中で彼が言いたかったことの一つは、「アイアンマン・ハワイ 18-24歳の部5位以内になる」ということだった。コナでエイジ5位というのは、我らが世界の鎌田が2007年に出した記録に並ぶ。
彼とはそれ以来の付き合いだ。そして今日、今年のアイアンマン・ハワイから帰ってきた彼から、今年の総括と今後の展望を聞いた。今シーズンは、彼にとって必ずしも順風満帆なものではなかったらしい。エイジ5位にはなれなかった。それでも、今年最後のレースとなったコナで、自分のレースをすることで日本人2位 (1位は竹谷さん) 、エイジ11位という素晴らしい結果を出してくれたのだった。
シーズン報告の彼のプレゼンは、分析を専門とする大学院生らしい、データに裏付けられた興味深いものだった。
「こちら、抽出した選手の3種目合計のタイムです」
身を乗り出して聞く。彼に近いタイムの選手と自分自身を比較し、自分のレースのどこが良かったのか、今後どこを伸ばせばいいのか、それらが非常によく分かる内容になっている。
「横軸に選手をとっていて、縦軸がタイムです」
いかにも佐相的なプレゼンだと感心しながら聞く。はじめて会ったときのプレゼンも、理路整然として真面目なものだった。あの頃は慶應大学の学部生、今は慶應大学大学院の院生、頭の良さは当時の印象のままだ。
「さて、この選手、誰だか分かりますか?」
ふといたずらっぽい表情を浮かべ、佐相が話を振ってきた。彼の持つペンは、グラフ右端の選手を示している。ランが3時間11分。ランが速い選手だ。誰だろう?
ポチ
回転しながら突如現れる、夜明けのヒットマン。これは確か、ハセツネ2日目の朝のアレだ。
次いで怒涛のように攻め込んでくる、白黒記念写真。これは確か、今年2月にスノボでふつーに滑っていただけなのに、裏腿をプチっとしたときのアレだ。
全くの視界の外から見えないパンチをいきなり食らってしまった。人のプレゼンで爆笑させられたのは久しぶりだ。
佐相宏明、日本ロングトライアスロン界若手のホープ。それなのにまたの名を「佐相おじさん」 (命名者: エース栗原 & 一本松静香)。しばらく会わないうちに、高い分析力・プレゼン力のみならず、On社訓 “Deliver WOW” まで身につけてきおるとは。
なんとも末恐ろしい男だ。オン・ジャパンは今後も彼を応援したい。そんな佐相の全てが分かる彼のブログ「佐相宏明です、はじめまして」も必見。佐相おじさんがコナでどんな戦いを見せたのか、その全てが分かる。
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