ハセツネ30K → 17K 疾走篇 – 第8話「ハセツネ17Kスタート、多摩川の奔流」

      2017/04/12

ヤスコと自撮り

第7話「コース短縮、悲しみのPAIL TOILET」に戻る

 

4月2日(日)、7時半。スタート地点の秋川渓谷リバーティオに到着。

ちょうど同じ頃、カズも現場に到着していた。前日、謎のゴルフコンペに参加しておりEXPOには来られなかったのだが、レース当日に応援に駆けつけてくれたというわけだ。

 

「どうだった、ゴルフは?」

 

「さむいわミスするわで最悪でした。。。」

 

そうだろうそうだろう。俺たちも凍死寸前まで追い込まれたのだ。ひとりだけしんでなるものか。

スタートは8時半なので、まだ1時間ある。それなのに、驚いたことにもうスタート地点前に行列ができている。選手それぞれのフルマラソンでの持ちタイムに合わせ、「3時間」「4時間」「5時間」という大まかなレベルに分けて並んでいるようだ。

ハセツネ30Kスタート前

本来であれば急いで列の後ろに並ばなければならないのだが、今回も俺たちは招待選手枠での参加。スタート時間ギリギリに、一番前に並ばせていただくことになっている。

 

「あ〜もうこんなに並んでる!すいません、ここで着替えていいですか?」

 

とても選手には見えないゆるい雰囲気でOnブースにフラリと現れたのは、SALOMONの大瀬さん。このレースのためにわざわざ長崎から来たという、同じくSALOMONの小林さんも一緒だ。もちろんどうぞどうぞ。着替えてくださいな。そして、着替え終わった大瀬さんと一緒にスタート前の記念撮影。

SALOMON大瀬さん

 

こうして改めて見ると、大瀬さんと俺の対比が著しい

大瀬さんは半袖短パン。俺はウェザージャケット + クライマシャツ + ランニングパンツ。我ながら重厚感あふれる装備だ。季節感すら違う。彼は1時間少々で戻ってくるわけなので、それも当然。俺は……どのくらいかかるのか知らん。完走できればいい。

SALOMONチームと挨拶を交わし、俺たちはスタートラインへ。大瀬さん、小林さんは最前列。トシは前から2列目。俺とヤスコは5列目あたりに陣取る。トシ、あとは頼んだぞ。

ハセツネ30Kスタートライン

 

「いや〜、またこの位置だな」

 

「ほんとですねw こわいw」

 

「いつものやつ、やるか」

 

去年のハセツネ30K、「招待選手」という響きに浮かれた俺たちは、スタート直前に自撮りを行った。今回もそれをやってみる。すっかりお祭り気分だ。

ヤスコと自撮り

 

 

「ひろきさん、最初は例の通りダッシュですよw」

 

そうだった。この位置の選手は、皆トレイル入口の渋滞を避けるため、スタート直後からダッシュをするのだ。その流れを邪魔すると、下手すると転倒してしまう。昨年、スタート直後に転倒した選手もいたのを思い出す。

そういえば、もうひとつ思い出した。去年は、スタート直後の混乱から姫を守るべく、ヤスコを背中で守って1kmをダッシュした。それなのに、肝心のヤスコはいつ俺を抜いたか覚えていなかったというのだ。

 

「今回こそは、ダンディズムの魂を預ける瞬間を覚えておけよ」

 

「は、はははい。。。w がんばりますww」

 

俺とヤスコでこんな会話をしているうちに、いつの間にかスタート前10秒のカウントダウンが始まった。

32kmが17kmになったからか、自分の中での緊張感がかなり薄い。しかし、周りはグッと前のめりの姿勢を見せている。この時点で、あることに気がつく。

 

 

(もしかして。。短くなったら。。ハイスピードレースになるんじゃ。。。)

 

 

「2……1……スタート!」

 

 

一気に駆け出す選手達。まるで奔流。多摩川の決壊か。

俺も飲み込まれないようにダッシュ。ハセツネ30Kならぬ、ハセツネ17Kスタート。

 

第9話「百式入山、天才フィニッシュ」に続く

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