ハセツネ30K → 17K 疾走篇 – 最終話「大団円と見せかけて」

   

チームSALOMONの勇姿

第10話「怒涛のコースミス、恒例のゴールスプリント」に戻る

 

「またひろきさんのフィニッシュシーン見逃したー!!」

 

完走証をもらおうと列に並んでいたところ、俺より13分前にフィニッシュしたヤスコが笑いながら近づいてきた。去年のハセツネ30Kも、宮古島トライアスロンも、ヤスコは俺のゴールに立ち合っていない。なんだかそれが恒例になりつつある。

ヤスコフィニッシュ

 

完走証をもらってブースに戻ってきてから、全員の戦績を見比べてみる。

 

天才トシ: 1時間18分、男性46位
ヤスコ姫: 2時間18分、女性92位
百式さん: 2時間31分、男性1355位

 

怒涛のひとりコース間違いで数十人に抜かれ、ヤケクソゴールスプリントで10人ほどを仕留めたはずだ。まあ、こんなものだろう。意外とヤスコに食らいつけていたというのは収穫だ。

全員完走

 

「駒田さん、お疲れさまです!見てましたよ〜」

 

奥さんがレースに出場していた渡辺さんが、ビールを差し入れにきてくれた。遠慮なくいただき、すかさずプシュッとさせてもらう。うまい。身体に染み渡るようだ。

ビール差し入れ_1

 

「お疲れさまでした〜。はい、ビール!」

 

すると、隣のスポーツアシストの山崎さんまで、ビールを差し入れてくれた。昨日のカップラといい、今日のビールといい、山崎さんはどれだけ俺をアシストしてくれるのだろう。まさしくスポーツアシスト。感謝感激。

ビール差し入れ_2

 

疲れた身体に2本分のビールが入り、フワフワとした気持ちになってきた。そこにSALOMONの大瀬さん小林さんが来てくれたので、応援のお礼を述べる。あれはものすごく嬉しいサプライズだった。

そんな心優しい大瀬さんは5位小林さんは3位。素晴らしい成績を挙げたチームSALOMONの表彰式を見届けてから帰ることにしよう。

 

表彰式は穏やかに進行した。壇上に上がる選手たちに向けて、特に大きな歓声が上がることもない。それならば、俺だけでも。こちとら軽くビールが入ってるのだよ。

 

 

「おおせ!かずふみ!!こっちむけオラァーー!!」

 

SALOMON大瀬5位

 

いいぞ大瀬、素晴らしい笑顔だ。

 

チームSALOMONの勇姿

 

「さて、帰ろうか」

 

お世話になった皆さんと握手しつつ別れを告げ、俺たちは会場を後にした。みんな怪我せず無事にレースを終えることができ、その上友達がいい成績を収め、言うことのない大会であった。

ただなんだろう。何か忘れている気がする。そう、カズが何か……。

 

そうだ。今大会唯一のダメージ。

 

意気消沈

 

カズ号のバンパーがブラブラしとる。

 

今朝会場に到着したとき、駐車に失敗したらしい。今回唯一の故障者は、レースに出場せずゴルフに興じていたカズであった。

さすが世界の鎌田、おいしいところをキッチリともっていく男。Onジャパンはこうでないとな。

 

<ハセツネ30K → 17K 疾走篇、完>

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