ハセツネ観戦記 2017 – 第8話「大瀬打ち上げ、カズトシ行き倒れ」

      2017/10/22

北極で遭難した人_ニューヨークの路地裏で座っている人

第7話「大瀬かずふみ or たかふみ」に戻る

 

10月8日(日) 22時45分

俺たち4人は、見事完走した大瀬と共に、関係者指定の宿「油屋旅館」で打ち上げを開始した。

大瀬打ち上げ

 

20km地点、浅間峠で一度やめそうに見えたのは俺の気のせいではなかった。浅間峠で見せたあの笑顔は、「あーここで終わりー」という開放感だったらしい。

 

「どうしてまた走り始めたの?」

 

「だってOn全員、お祭りみたいに超盛り上がってくれてましたしw」

 

ノリを大事にしてくれる俺たちの大瀬とはいえ、これには驚いた。こちらが「やめようとしたのかな?」と思った次の瞬間には、もう走り始めていたからだ。やめようとした気持ちを一瞬で切り替えるのは絶対に難しいはずだ。

 

「でもその元気は次の坂で全部使い果たしましたけどねw」

 

23時00分

 

「でもどうしてそんなにしんどくなったの?」

 

「原因はヤツなの。わかってるの」

 

なに?

 

「マーガリンコッペパン。レースの30分前に。

あれダメなの。でもうまいの」

 

なんだこの男。王滝村から武蔵五日市まで俺たちを笑わせに来たのか。

 

 

23時30分

 

「駒田さん、ひとつだけいいですか?」

 

なに?

 

「この僕のフィニッシュシーンの投稿、名前が『たかふみ』になってるんですけどw

僕、『かずふみ』ですww」

 

証拠写真

 

浅間峠ではちゃんと「かずふみ」と言って応援していたのだ。動画にも証拠が残っている。それなのに、何故よりによってフィニッシュシーンだけ名前を間違えたのか。

 

「ひろきさん、普段あれだけ誤字脱字にうるさいのに。。。」

「人の名前とか絶対間違えるなっていつも言ってたのにw」

「もう引退ですねw」

 

ここぞとばかりに攻め込んでくるヤスコカズトシ

 

「もう、『かずふみ』改め『たかふみ』でいいんじゃないかな」

たかふみじゃねーよかずふみだよ

 

10月9日(月) 1時30分

俺たちの大瀬を独り占めしていたら、同じSALOMONアスリートの小林さんがやってきた。彼が来たことに気がつかず、随分と彼を放置してしまっていたようだ。

ただ、これだけはどうしても指摘しておきたい。彼の顔色が階段の色と同化して全く気がつかなかったのだ。

黒光りの小林
※ 題名「黒光りの小林」

 

こうして、大瀬は小林さんに連れられ、別の打ち上げ会場に向かって行った。さすがスター。いってらっしゃい。おやすみー。

 

7時00分

起床。普通には眠れないかと思っていたのだが、空き布団が出たのはラッキーだった。他の3人はソファーで寝たのだろうか。まあいい、俺はよく寝た。

しかし、そんな爽やかな目覚めを吹き飛ばす写真が、お馴染みの「太陽拳」安藤師から送られてきた。俺たちが寝静まった頃、油屋旅館に侵入してきたらしい。

ひと仕事終えたヒットマンが眠っている。巻き添えを食った一般人が隣に倒れている。

ヒットマンと巻き添えの一般人

 

遭難した北極の人がいる。あるいはニューヨークの路地裏の方で座っていそうなハードな人がいる。繰り返しになるが、そのハードな人の隣に、人知れず仕留められた一般人もいる。

北極で遭難した人_ニューヨークの路地裏で座っている人

 

しっかりしろ、そんなに一生懸命笑かしにかからなくてもいいんだぞ。最後のスターを迎えに行くぞ。

 

最終話「殿堂入り、スター誕生」に続く

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