ハセツネ観戦記 2017 – 第4話「秋元さん、DNF宣言の怪」

      2017/10/13

ハセツネ2017スタート地点

第3話「俺たちの大瀬」に戻る

 

いよいよレース開始が近づいてきた。リクルートブースと化したOnブースを捨て置き、俺たちはスタート地点へ急ぐ。

途中、俺たちの大瀬とすれ違ったのだが、不思議なことにバナナの皮を手に持っている。

 

 

「これを後続に落としてまとめて…ふっふっ」

 

なんかブツブツ言っとる。バナナの皮でまとめて始末する。そんなクラシックな技、効くんだろうか。

スタート地点は選手でひしめき合っていた。ハセツネ30Kといい、このハセツネ本戦といい、スタートの混雑は凄まじいものがある。

ハセツネ2017スタート地点

 

ところで、今回のレースには、俺にとって縁の深い人が出場することになっていた。宮古島トライアスロンで度々一緒に戦ってきた、秋元さん。2016年の宮古島トライアスロンでは、最後の1kmで背中をポンと叩かれた。そのときの会話は、今も鮮やかに記憶に残っている。そのときの出来事は、「宮古島挑戦記 2016」の第15話に書いた。

 

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あと1km、もうほんの少し。そのとき、後ろから肩を叩かれた。秋元さん。

「背中を追いかけてきました…」

秋元さんは少し涙声になっている。無言で肩を組む。「やりましたね」と声を絞り出すと、涙が出てきた。俺たちはやった。もう間違いない。
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あのとき「背中を追いかけてきました…」と言ってくれた秋元さんが、今は俺の先を行っている。だから、全力で応援したい。ただ、気になることがひとつ。昨日の秋元さんの投稿だ。

秋元さんDNF宣言

 

まさかのDNF宣言。どうした秋元さん。宮古島で見せたあの気迫は一体どこに。気になって夜も眠れん。うそだけど。

「秋元さんDNF宣言の怪」についてOnジャパン全員で話し合っているうち、2017年10月8日(日) 13時、レーススタート。上田瑠偉選手を先頭に、一気に駆け出していく選手たち。大瀬の姿は見えないが、バナナの皮はもう持っていないと思う。

秋元さんは、きっと最後の方にいるはずだ。何故なら、この俺と彼のアスリートレベルはほぼ一緒。集中して選手たちを見渡すが、どうしても見つけられない。

仕方ないので、大声で「秋元さーん!あきもとーー!!」と声を出す。それでも反応する人はいない。秋元さん、まさかレース出てないんじゃ。


※ 秋元さんを求める魂の叫びは1:15あたりから。

 

結局、秋元さんを見つけることのないまま、選手全員のスタートを見届けた。本当に最後の最後に彼がいたりしないかと思い、コースに出て選手たちの行き先を見送っていたところ、背後からヤスコの声が響く。

 

「あ!ひろきさんひろきさん!あぶなーい!!」

 

それと同時にスピーカーから淡々と流れてくる声。

 

「はいどいてください」

「すいません」

「www」

 

秋元さんを求めるあまり、救急車にはねられそうになるハマのダンディズム。すかさず謝る。

若干の不安をはらみつつ、俺たちは応援スポットの第一関門「浅間峠」に向かった。

 

第5話「俺たち浮かれた応援隊」に続く

※ 俺たちの大瀬、そして秋元さんの運命やいかに。関係ないけど佐々舟のラーメン食いてぇ。応援バナーのクリックをお願いします。
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