ハセツネ挑戦記 2016 – 第10話「ヤスコ、長谷川恒男CUPスタート」

   

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第9話「2年ぶりのフィニッシュライン」に戻る

 

予想を遥かに超えてしんどかったハセツネ30K。ヤスコも俺も、無事に怪我なく終えることができた。

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結果は、俺が6時間20分36秒、男子総合1444位。ヤスコが5時間11分48秒、女子総合85位。

ヤスコは女子100位以内に入ったので、10月のハセツネ本戦の優先エントリー権を得たことになる。俺は、予想通りの優先エントリー権無し。

優先エントリー権がなくても、本戦に申し込むことはできる。しかし、それをしようとは思えなかった。本戦は、制限時間24時間・走行距離71.5km。今の力でそれに出たとしたら、命に関わるのではないかと思ったからだ。フラフラになって崖からポトリと落ちてしまうイメージが湧いたのだ。

まずは、2週間後の宮古島トライアスロン、そして6月のアイアンマン・ケアンズで完走をすること。それが今の自分には大事だ。ただ、そのときがきたら挑戦してみよう。泥だらけになった相棒・クラウドサーファーを眺めながら、いつかくる挑戦に想いを馳せた。

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それから6ヶ月後、2016年10月9日(日)。

朝6時、俺たちはカズ号で懐かしの武蔵五日市に向かっている。今日は、いよいよあの「日本山岳耐久レース (24時間以内) 長谷川恒男CUP」当日だ。

Onからは我らがウォリアー・プリンセス、ヤスコが参戦する。昨晩、あまり眠れなかったらしいヤスコは後部座席で眠っている。これから激戦が待っている。今のうちになるべく体力を温存しておいて欲しい。

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7時、ハセツネブース会場に到着。Onは恒例の「リアル試し履き」を提案。リアル試し履きとは、実際にレースでもガンガン履いて走っちゃってください、というものだ。これぞ真の試し履き。

ただ、販売をしないため、ブース設営が異様に早い。やる気がないと思われがちだが、やる気はあるのです。ゆるいだけです。

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ヤスコのスタートは13時。現在8時。彼女の想定タイムは14-5時間くらいらしい。トップ選手は8時間くらいで戻ってくるとか。それって、アイアンマンのタイムそのものではないか。

 

「なあ、そんな少しの補給食で足りるのか?それ、アイアンマンならバイクで終わるくらいの量しかない気がするけど…」

 

「そ、そうですかね…。やっぱりもっと買ってこようかな…。カズさんどう思います?」

 

「。。。」

 

カズは返事をしない。

まさに今、ハワイで開催されているアイアンマン・ワールドチャンピオンシップの経過をアスリートトラッカーで追いかけているようだ。遠藤さん室谷さん稲田さんをはじめとした日本人選手たちの動向を厳しくチェックしている。もうブース出展というか、応援ツアー。

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9時、ヤスコ選手登録完了。なんだかやけに緊張しているようだ。会う人会う人からワンポイントアドバイスを受けている。サロモンの大瀬さんからは、コースの高低マップをもらったようだ。

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サロモンといえば、このハセツネをサロモンのギアを身につけて出場すると、その結果によって2種類のキャップがもらえるらしい。「FINISHER」もしくは「DNF」。ちなみに、走らないスタッフは「DNS」をかぶっている。洒落が効いていて素晴らしい。

 

「俺ならDNFかな!お家芸だしな!!(ヤケクソ 」

 

「僕はDNSが得意ですねww」

 

「え〜やだ〜FINISHERがいい〜」

 

それなら、サロモンキャップをモチベーションに走りきるといいぞ。

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11時、レースまであと2時間。足首をグネりがちのヤスコは、New-HALEブースで芥田さん直々に入念にテーピングしてもらう。これで勝ったも同然。

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12時半、レースまであと30分。ヤスコは不安そうにしている。ウルトラマラソンの経験があっても、ハセツネは別の緊張感を伴うものらしい。

しかし、そんなときは魔法の言葉。つい先ほど、ハワイで気迫のフィニッシュを見せた遠藤さんも、カズも、俺も大好きな言葉。

 

大丈夫、イケます。

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スタート直前、ALL SPORTSのカメラマンがヤスコにカメラを向けてくれた。

 

「ヒロキさんとカズさんも一緒に撮ってください。記念に」

 

ヤスコを真ん中に、3人で撮ってもらう。そして13時、レーススタート。

長旅、いってらっしゃい!

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第11話「ハセツネ第1関門、百式あらわる」に続く

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