Onのミッションと企業文化について、その3。

      2017/11/12

Start and finish as a team

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オンとオフを明確に区別し、オフタイムを充実させることによって、オンタイムでより効率的に仕事する。それが人生を楽しむ方法なのだと。社員募集をかけたとき、そういう考え方をたくさん聞いた。

だが、あくまで俺個人の経験からは、「それはいい方法かも知れないけど、本当にできるのかな?」と思ってしまう。俺にはできなかった。オフを楽しみに平日を過ごし、日曜日の夕方、サザエさんが始まる時間帯になると、気持ちが陰鬱とする。そして翌日、足を引きずるようにして会社に向かう。仕事には集中し、効率も悪くはなかったと思うが、楽しくはなかった。

それよりも、仕事であろうとプライベートであろうと、それを指針にして生きていこうと思えるほどの企業文化があれば、問題は解決に向かうのではないかと思う。少なくとも、Onではそういう考え方を推し進めたいと考えている。オンとオフを明確に区別するというより、その境目すらあいまいにしてしまうほどの、圧倒的なやり甲斐と楽しさ。それを目指すため、Onは4つのコア・バリュー (企業文化) を掲げる。

 

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コア・バリュー1: Be different. 

Onは、世界特許技術「CloudTec®」システムを備えた革新的なシューズを世に出している。

その革新の根本にあるのは、自分と他者との違いを理解し、それを表現する勇気。市場の常識と違うこと、人と違うこと、絶え間ない変化を恐れないこと。そして、違うことを楽しむ遊び心。

「絶対にうまくいかないからやめておけ」という専門家・コンサルの意見をことごとく無視した3人の共同創業者たちは、そのような勇気ある人たちだった。

空気だけを読み、他者に埋もれ、現状維持を望めば淀んでしまう。違いや変化を歓迎し、それをさらに一歩先に進めた先に、楽しさが待っている。日常に楽しさと笑いとユーモアを。

それが Be different (違った存在であろう) ということだと思っている。

Co-founders

 

コア・バリュー2: Deliver WOW.

Deliver WOW 、つまり「驚きを届けよう」

“WOW” とは嬉しい驚きや体験のこと。シューズを通じて、Onの社員の行動を通じて “WOW” を届けることで、ランニングに楽しさをもたらしたい。

そのためには、自分と他者との違いを認識して表に出す。Be different. にも関わってくるコア・バリューだ。自分と他者の違いを出すためには、ときには多少型破りなことをすることもある。何故なら、相手の期待を超えなければ “WOW” にならないからだ。

期待を超えるためには、まず期待に十分応えること。つまり、仕事の基本をおさえること。その上で、自分なりの味付けをして “WOW” と思ってもらいたい。

on-office_lab

 

コア・バリュー3: Good is not good enough.

「良いことは十分に良いわけではない」…日本語に直訳すると分かりにくい。だから、これを俺は「常に成長し、常に改善しようとする姿勢」と解釈している。

相手の期待に応え、それを上回って ”WOW” をもたらすため、”Different” でいるために、自分自身が常に成長を続けることが大切だ。元プロアスリートであったオリヴィエは、この姿勢を「アスリート的」と表現する。スポーツカンパニーであるOnにとって、大事な価値だ。

成長を続けるためには、時にリスクを取って行動することもある。リスクを取るときには、失敗することもある。しかし、失敗しても、そこから何かを学んで改善する意思さえあれば、むしろ失敗すら奨励したいと思う。オリヴィエはこう言っていた。

「失敗したレースでも、そこから学ぶことはたくさんあった。そしてまた次に向けて進んだんだ」

現状維持を受け入れず、自由に冒険して、より良いものを創り出していきたい。オリヴィエのように。

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コア・バリュー4: Start and finish as a team.

Onの社員は、全員がコーポレート・ミッションとコア・バリューを共有する、チームメイトでありファミリーだ。

そのために、オープンで誠実、ポジティブな関係を築くことに努力している。お互いに対する感謝の気持ちを忘れず、思いやりをもってコミュニケーションすることだ。

これは、上司や部下、同僚などの社員同士の関係にとどまらない。取引先、ビジネスパートナー、Onユーザー、あらゆる場面で適用されるべき行動規範となる。

俺はこの価値を心の底から信じている。ひとりでは何もできなかった。これから先、自分たちだけでコーポレート・ミッションを達成することができるとも思っていない。あらゆる絆に支えられて、こうして楽しく生かされているのだ。

だから、Onを支えてくれる全ての人を広く「チーム」と捉え、誠実な関係を築くようにしたい。

Start and finish as a team

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これらの4つの価値を、あらゆる行動の指針にしてOnは活動している。その結果、俺は今も楽しく働いている。

いつか俺が引退し、そして死んでしまった後にも、これが企業文化として日本に根付き、後に続く仲間たちに楽しんで働き、生きていってもらうこと。それが俺の夢のひとつだ。

 

次回「Happy Ryo と Lady Ryo」に続く

※ というわけで、明日から新入社員たちも連れてスイス本社に行ってきます。
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