Onのミッションと企業文化について、その2。

   

以前の職場

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以前から考えていたことがあった。なんで、楽しく働けないのだろうかと。

俺が以前勤めていた会社は、スイス系商社としてそれなりに名が通っていた。日本が開国した当初に創業し、日本最古の商社の一角に名を連ねている。聞けば、横浜のガス灯を作った会社であるらしい。素晴らしい歴史をもった会社なのだ。

以前の職場

それでも、そこにいる人たちの表情は影を含んでいた。セールス、マーケティング、アドミ、人事、財務、全ての機能が縦割りで分割され、互いが互いの文句と愚痴を言っていた。何より、トップマネジメントに対する不満は大きかった。

売り上げが予算に届かなければ、トップは部長を詰める。詰められた部長は課長を叱責し、叱責された課長は部下たちを監視する。セールスは「売れないのはマーケティングが薄っぺらい企画ばかり考えるからだ」と言い、マーケティングは「こんなにお膳立てしているのにうちのセールスは力がない」と影で笑う。アドミは「また急に売り上げ立てろとか、事務処理増えるじゃない。面倒臭い」とぼやく。

本社は “Customer Centric” (顧客第一主義) を掲げているのに、官僚主義のはびこる組織にはそれを実現させる意思がない。ただ耳障りのいいお題目だけ掲げ、その裏では自分の立場を守ることに汲々とし、なんなら売れなくても構わないのだ。責任を問われれば、誰か別のせいにして辞めさせてしまえばいいからだ。課長は平社員を辞めさせ、部長は課長を辞めさせ、トップは部長を辞めさせる。

トップがすげ替わったとき、「これでうちの会社も少しは変わるかも」と少しは期待する。ただ、トップが変わっても何も変わらない。驚くべきことに、いかなる人格者に見えようと、どんなにその人が素晴らしい能力を持っていようと、その組織の根底に流れる企業文化がいつかその人すら変えてしまう。そして、また同じことが繰り替えされるのだ。

俺はそういう組織に属していた。夜になればチームの仲間と居酒屋に繰り出し、「うちの会社はだからダメなんだ」「あんな奴がなんで上にいるんだ」などと不満と愚痴を垂れ流していた。なんのことはない。俺だってそこの企業文化に染まっていたのだ。他のみんなと同じだったのだ。Onに出会うまでは。

Cloudracer13

 

“Put fun into the run”

 

ランニングに楽しさを。それもよくあるお題目のひとつだろうと俺は思っていた。しかし、そうではなかった。

俺がOnに関わり始めた2013年当時、既にコーポレート・ミッションは明確に存在していた。それを具体化しようと、トップから現場スタッフに至るまで、みんなが「Onらしさ」を生み出そうとしていた。上から押し付けられるお題目ではなく、自分たち自身が信じて行動できるものを。

自分たち自身が信じられるもの。「これこそOnの文化」と世界中の社員が断言し、それに従って行動しようと思えるもの。仕事であろうとプライベートであろうと、それを指針にして生きていこうと思えるほどの何か。

それが、Onの4つのコア・バリュー (企業文化) だ。

 

・Be different.

・Deliver WOW.

・Good is not good enough.

・Start and finish as a team.

 

次回「Onのミッションと企業文化について、その3」に続く

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