ランニングシューズの選び方。最新のバイオメカニクスの結論。

      2016/12/11

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以前、「Onのシューズの選び方 その1」という記事で、「どれが履いていて気持ちいいか」を基準にOnを選べば良いと書いた。履いたときに「このシューズで走ってみたい!」と思えたなら、それがベストなシューズだと。

実は、この考え方は最新のバイオメカニクスの結論でもあるのだ。

研究者人生の大半をランニングシューズの研究に費やしたバイオメカニクスの権威に、カルガリー大学のベンノ・ニグ教授という人がいる。その人がまさに同じことを言っている。

2015年2月、国際的なスポーツ展示会「ISPO Munich」で、クラウドがパフォーマンスランニングシューズ部門の金賞を受賞したちょうどその頃、キャスパーやオリヴィエはこのニグ教授と会っていた。

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ISPOの直後、キャスパーは日本に飛び、東京マラソンEXPO2015に参加した。そのとき、俺はキャスパーからニグ教授の理論の要諦を教えてもらった。それは、驚くほどシンプル、かつ腑に落ちやすいものだった。

Tokyo Marathon Expo 2015_2

ニグ教授によれば、「過去30年以上にわたって、ランニングに関する怪我は減っていない」という。ランニング理論が発達し、「こうあるべき」というランニングフォームが考案され、そしてありとあらゆる新しいテクノロジーがランニングシューズに導入されてきたにも関わらずだ。

例えば、「オーバープロネーションは怪我の元」という考え方がある。今も、オーバープロネーション対応のシューズは市場にたくさんある。しかし、ランナーの怪我は減っているのか?ニグ教授の調査によれば、一切減っていない。

「足や足首の動きだけを見ていても怪我は減らない」とニグ教授は言っている。そうではなく、身体の動きを全体として捉えるべきだと説明している。身体の一部だけを見て診断しようとするのではなく、身体全体のバランスをトータルに見なければ、怪我は減らないと言っているのだ。

また、ランナー一人ひとりには、それぞれ独自の動き方やリズムがある。それを、シューズが「こうあるべきだ」と矯正するのでは、ランナーの身体全体としてのバランスを崩し、結果としてそれが怪我につながるという。

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「それならどんなシューズを選べばいいんだ?」ということになるだろう。これに対して、ニグ教授は明確に答えを出している。

「ランニングシューズを買いに店に行くとき、

メーカーの謳い文句や『シューズエキスパート』のセールストークは無視しなさい。

気にすべきことはただ一つ。『快適かどうか』。

もしそのシューズがあなたにとって快適ならば、おそらくそれがあなたにとって最適なシューズです。

快適さというのは、ランニングシューズ選びで最も重要視されるべき項目なのです」

だから、俺はあの記事で最後にこう書いた。「履いたときに「このシューズで走ってみたい!」と思えたなら、それがベストなシューズなのだ。それがOnであってもOnでなくとも」と。

ただ、ひとつだけ付け加えておきたい。ニグ教授の言うところの「メーカーの謳い文句」に聞こえるかも知れないが。キャスパーからクラウドを手渡されて履いたニグ教授は、驚きと共にこう言ったらしい。

「ランナー一人ひとりの動きに合わせてくれる、このCloudTec®システムは画期的だ!」と。それ以来、Onはニグ教授の大のお気に入りだという。

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次回「ランナーズハイに挑戦?」に続く

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