On クラウド オールブラック、アイコンへの挑戦。

      2017/07/13

Cloud All Black_2

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今ではOnのベストセラーとなった「クラウド」だが、まだ発売されてから3年しか経っていない。

今でこそ全世界で数百万人のランナーがクラウドを履いて今日も走っているわけだが、他ブランドの高い実績を持つ定番シューズたちと比べると、まだまだ若いモデルだ。

Cloud Navy White

 

人気の出始めた新商品が「定番」となり、そして「アイコン」となるにはある程度の時間がかかる。そして、アイコンという存在は、計画通り狙って生み出せるものでもない。だから、「クラウド」がランニングシューズ界のアイコンのひとつになれるかどうかは、まだ分からない。たくさんのランナーからの評価を、長い時間をかけて積み上げていかなければならないからだ。

それでも、Onはアイコンを作り出そうと計画した。それが、クラウドだった。オリヴィエがクラウドのプロトタイプを履いて、2013年のアイアンマン・ジャパン北海道に来たときのことは、今でもよく覚えている。

「元プロアスリートとして、『1足のシューズにスピードと快適性を融合させるにはどうしたらいいか』という疑問に対して、僕にははっきりとしたビジョンがあるんだ」と、オリヴィエは語っていた。

Olivier_Hokkaido 2013

 

その意味が分かったのは、それからしばらくしてからだった。

Onがシューズを開発するとき、基本となる考え方は「削ぎ落とすこと」にある。素材を削ぎ落とし、重量を削ぎ落とし、そしてデザインも削ぎ落とす。

Onの開発陣は、これまでのランニングシューズはあまりにも過度な装飾が施されていると感じていた。デザインのためのデザイン、と言い換えてもいい。そこで、Onはその逆をいってみようと考えた。

そして、「何を取り去ろうか?」と考えるのではなく、「何がまだ必要なのか?」と自らに問いかけ続けて開発を進めた。その結果生まれたのが、圧倒的な軽量性とフレキシブルさ、クッション性をあわせ持ったクラウドだ。オリヴィエが前に言っていた通り、1足のシューズにスピードと快適性が同居していたのだ。そのシューズが最初から日本市場で受け入れられたわけではないのだが、それは別の話

クラウドを見て美しいと感じるとしたら、それはスタイリングだけが理由ではない。「ランニングシューズに本当に必要なのは何なのか?」という問題解決のプロセスを経た結果が、そのような美しさの理由だ。それこそが、削ぎ落とされた機能美。

そして、そのように削ぎ落とされた機能美を持つクラウドを、さらにそのアウトラインまで削り出すという試みが、「クラウド オールブラック」プロジェクトだ。それは、Onのデザイン手法の集大成と言ってもいい。

Cloud All Black_1

 

Onを知っている人であれば、クラウド オールブラックを見たとき、そのアウトラインを見ただけで「クラウドだ!」と分かるはずだ。そこまで突き抜けたデザイン性を手に入れるに至ってはじめて、「アイコン」を生み出すチャンスを得たことになる。

Cloud All Black_2

 

ある意味で、「クラウド オールブラック」プロジェクトは、ランニングシューズ界に「アイコン」を生み出せるかどうかの実地テストなのだ。その実地テストを一緒にやっていただいているOnファンには、ただただ感謝だ。

その「クラウド オールブラック」は、2017年6月末にOn取扱店で発売を開始している。

Cloud All Black_3

次回「On クラウドフロー、FW17 新色登場」に続く

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