ブランドに携わるということ。

      2018/06/28

佐和田の浜

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これから先、Onジャパンは採用活動の規模をさらに拡大する。常に新しい人の募集をかけている状態になるだろう。

しかし、ただ優秀であれば良いというわけではない。事実、全世界のOnを平均すると、現在の採用確率はわずか1%。100人履歴書を送ってくれたとして、1人採用するかどうかというところだ。

どんな人が応募してくれたのか、その内容を聞くと驚く。異様に高い学歴、突出して高いスキル、職歴も華々しいことこの上ない。しかし、だからと言って必ずしも採用に至るわけではない。その理由は俺にもすぐに分かる。

どういう人に入って欲しいのか。まず何よりもOnのコーポレートミッションに共感してくれる人。そして、Onのコアバリュー (企業文化) に心から賛同してくれる人だ。それが明らかに感じられない応募者は、いくら優秀であっても採用には至らない。

 

Onのミッションと企業文化について、その1

Onのミッションと企業文化について、その2

Onのミッションと企業文化について、その3

 

さらに、俺の中で「これだけは外せない」というポイントがいくつかある。その中の一つが、「ブランドに携わるという生き方を選択できる人」だ。これに関しては、少し説明が必要かと思う。

佐和田の浜

 

かつて、俺はTIMEXという時計ブランドに携わっていた。ただ、TIMEXだけに関わっていたわけではなく、様々なブランドを販売していた。それは、自分が消費財を取り扱う商社に勤めていたからだ。

商社というのは、色々な商材を扱う。俺の場合、一番多いときで6つのブランドの営業をしていた。そうなると、力の入れ具合も自ずと異なってくる。ときには、会社がブランドの取り扱いをやめることもある。

俺の所属していた当時の会社は、良くも悪くもその世界では有名だった。だから、単純にブランドの取り扱いをやめるだけということはほとんどなかった。Aというブランドをやめるときは、必ずと言っていいほどBという別ブランドの取り扱いを開始する話がセットになっていた。

Aブランドの取り扱いをやめるとき、その売り上げをカバーする別ブランドの存在が必要になるという商社側の論理。そして、日本市場に入りたいと思うブランド側の狙い。両者の思惑がピタリと合うことで、俺のいた商社にはブランドの切れ目がなかったというわけだ。

次から次へと取り扱いを開始し、やめることになるブランドたち。「Aブランドをやめることになりました。代わりにBブランドの取り扱いをお願いします」とお店に商談に行くことが当然、あるいは仕方のないことだと思っていた。

 

「駒田君、Onやめることになったから」

 

と、会社から言われたそのときまでは。思えば、そのときから「ブランドに携わるということ」について本気で考え始めたのだと思う。

およそ「ブランド」を名乗るものには、それぞれの想い、情熱、理念、そういったものが込められている。ブランドに関わろうとするなら、そういったものと共鳴する何かが自分の中にあるはずだ。そうでなければ、本気でそのブランドに関わることはできない。ブランドに関わって生きるというのは、そこに込められた想いを背負って生きることに近い。

「ブランドビジネスに携わる」ということは、俺の中ではそういう生き方を選択することを意味している。もちろん、仕事だからやらなければならないということもある。昔の俺がそうだったように。

ただ、ブランドの想いまで背負う人と、仕事としてブランドを扱う人では、取り組み方の真剣度はまるで違ってくる。多くを語らなくても、気迫から違うものだ。

Onに関して言えば、そういう気迫のある人というのは、端的に言えばOnが好きな人ということになるだろう。Onを履いて走るのが好き、だからその楽しさを世界に広めたい、そういうシンプルな想いをずっと持っている人だ。代理店の営業マン、メディア、お店のスタッフ、どこにいようがそういう人はすぐに目に入る。

だから、いくら学歴が高かろうと、スキルがあろうと、有名なコンサル会社に勤めるMBAホルダーだろうと、「Onを履いたことはありません」「走ったことはありません」という人は、そもそも入り口に立っているとは言い難い。

少なくとも、応募しようと思った段階で、試し履き程度はしておく気持ちがなければ話にならない。Onを履いたことのない人が、「Onで走るのが大好き」と思ってくれる #OnFriends を前に、語る言葉はないはずだ。

当たり前のことを長々書いているような気もするが、これまで応募してくれた100人のうち、50人くらいはそういう状況だった。

ブランドに込められた想いを背負って生きようとする人、そういう人に出会いたいと思う。

 

次回「青野 敏之のトシ練」に続く

 

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