ブルトレの健ちゃん。

      2016/11/19

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11月初旬のある日、取引先に向かうカズ号の中で、俺とカズは仲間の結婚式について話していた。

「カズさん、なかなか挨拶上手かったらしいね〜。どんな話したの?」

健がどうやってまなみちゃんを射止めたか、みたいな話をしましたね〜。ちょいちょい笑いとれてよかったですw」

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新郎の健ちゃんと新婦のまなみちゃんは、二人とも最速不動産王・遠藤さんとカズが主宰する“TEAM TRIATHLON BLUE-TRAIN” (ブルトレ) のメンバーだ。

俺が健ちゃんと初めて出会ったのは、確かOnジャパン立ち上げ直後の横浜トライアスロンだったと思う。2015年5月のことだ。やたらめったら肩幅の広い、大胸筋のバルクの激しい、それでいて優しい笑顔の男だなぁという印象を持ったものだ。

その圧倒的な肩幅と胸板は、昔水泳をやっていたからだそうだ。しかし、「これからトライアスロンやろうと思ってるんですよ〜!」とにこやかに笑う彼の当時の身体つきは、まだ全体的にフンワリとしたものだった。

その後、健ちゃんはブルトレのイベントでまなみちゃんに出会ったらしい。「らしい」というのは、俺はその場にいなかったし、当時はまなみちゃんの顔も知らなかったのだ。「健、好きな子できたらしいですよww」というカズの報告でなんとなく知ってはいたのだが。ただ、健ちゃんの猛アタックにも関わらず、結果はあまり芳しくないようだった。仲は良かったようだが、「健ちゃんと今後付き合うことはあり得ない!」と言い切られてしまう有様だった。

「それが今では結婚か。何がキッカケだったんだろうね?」

俺はカズに車の中で聞いた。

「今年のブルトレイベントの、富士登山だったみたいですよ」

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ピシャリと振られてしまった傷心の健ちゃんは、それからひたすらトライアスロンのトレーニングに打ち込み、数ヶ月まなみちゃんに連絡を取らなかった。わがままだった彼のボディは見る見る内に絞られ、アスリートとして生まれ変わりつつあった。実際、この頃に会ったときは、一瞬誰だか分からなかったくらいだ。人懐っこい笑顔を見て、「健ちゃんか!?」と思ったものだ。

一方、まなみちゃん。富士登山イベントの前日、支度をしながらふと「あ、そういえばケンちゃんも富士山来るんだったなぁ。久しぶりに会えるなぁ…」と思った。そう思った瞬間、パニクるまなみ。

(以下、まなみ心の声)
ん?え?なになに?
どうした私!?久しぶりに会えるなぁ?て!?
なにこれ?ケンちゃんに会えて嬉しいはずないわ!
気のせい気のせい、気の迷い気の迷い…

気の迷い、何かの間違いだと全力で否定しつつ、富士山に向かったまなみ。富士山で再会した健ちゃんは、以前と印象が変わっていた。

(以下、まなみ心の声)
え?健ちゃん?すっかり身体絞れてる…
本気でトライアスロン頑張るんだ…
すごいなぁ…ちょっとカッコいいかも…

しかし、楽しいはずの登山で、まなみは高山病にかかってしまう。

青白い顔をして倒れてしまった彼女に、優しくダウンをかけるカズ。一歩遅れ、飴玉を手渡す健。

「ってお前が上着かけたんか!!」

「そうですよ〜。僕の方が絶対看病してましたよ〜。。ダウンも貸したんだけどなぁ〜。。。」

納得いかねぇ、という表情を浮かべるカズ。カズのダウンより、健ちゃんの飴ちゃんの方が破壊力があったわけだ。すかさずまなみちゃんにメッセンジャーを送り、そのときの心境を確認する。すぐに返事が返ってくる。

「鎌田さんに上着借りたらしいんですが覚えてないんですよ私。ヤスコさんがあたたかい何かをかけてくれたのは覚えてるんですが…」

(まなみ心のランキング)
健ちゃんの飴ちゃん > ヤスコのあたたかい何か > カズの高級ダウン

「マジですかw」

「完敗だなww」

ともかく、俺はその流れで彼女に取材を試みた。それによれば、富士山から戻ってきてからというもの、まなみの恋心は急発進したという。

「富士山解散したあと、恋心は急発進しましたね〜。なんだか会いたくて会いたくてたまらなくなりました」

「ほうほう。たまらんと」

「それでも気のせいかもと思って1ヶ月か2ヶ月、冷静になって考えましたけど…」

「けど…?」

「気持ちは変わらなかったので私から告白しました〜!」

「ちきしょーー!!」

カズ共々なんだか分からないダメージを受けつつ、俺はそのまま取材を続ける。よくよく聞いてみれば、まなみちゃんの告白は、「それって本当に告白?」というようなものだった。

曰く、「会いたいなぁと思うようになったけど、もしかしたら気のせいかもしれない。やっぱり好きじゃないって言うかも知れない」と。しかし、それに対する健ちゃんの言葉がなかなか奮っている。

「それは俺の腕にかかってる。頑張るから、それでもいいので付き合おう」

#セクシーとはこういうことだろう?

見事ハートにバキューンされたまなみちゃんは、付き合い始めた当初こそ半信半疑だったようだが、同棲を機に「もう大丈夫だ」と思うようになる。カズが健ちゃんに「好きなら一緒に暮らせばいいじゃん」と言ったことで、健ちゃんは本気で同棲を考えるようになり、まなみちゃんはそんな健ちゃんに深く惚れ込むことになったそうだ。

「だから、これも鎌田さんのおかげですね」

「ダウン、忘れてたのに?w」

「鎌田さんごめ〜ん!」

なるほど、役に立っていたのかどうか若干怪しい面もあるが、それでもカズは彼ら二人の縁結び役になったようだ。だから、挨拶を任されたのだろう。忘れ去られたダウンといい、同棲アドバイスといい、いい仕事をしたものだ。

結婚おめでとう、健ちゃん、まなみちゃん。末長くお幸せに。

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次回「心に期するもの、心の底からの感謝」に続く

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