クリール・シューズトライアル 2018を終えて。

   

コマざんまい

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昨日の「クリール・シューズトライアル」では、雨の中多くの熱心なランナーが各ブランドのブースを回っていた。

Onは俺、ユカ、Onアスリート佐相 宏明の3人体制でのぞんだのだが、ときに対応が追いつかないほど盛況であった。

カズポーズ

 

アイアンマン世界選手権を2週間後に控えた佐相は、接客の合間にシューズトライアル恒例の1kmタイムトライアルに挑戦していた。

1回目のタイムトライアルはクラウドエースで2位、2回目はクラウドフラッシュで堂々の1位。いずれもタイムは3分ちょうどくらいだった。

佐相疾走

 

ところで、ランニングマガジン・クリールが主催するこのイベントは、当然ながらクリールの読者層が参加者の中心になっている。

クリールの読者は、「研究熱心なランナー」が多いという印象だ。トレーニング方法からランニングギアの選定まで、納得いくまで調べて追求するのが好きな人が多いように思う。

そういう人たちにとって、この「クリール・シューズトライアル」は最高のイベントだろう。各ブランドが用意した数モデルを、納得いくまで履いて走っていいからだ。希望者は、タイムトライアルで全力走をしてもいい。お店の中だけで履いて分からないことも、実際に走れば分かることが多い。

雨の中、そういう熱心な人たちが色々なシューズを履き、走り込み、レビューを書き、色々質問してくれるのはブランド側の俺にとっても非常に嬉しい時間だ。

コマざんまい

 

その中で、ひときわ熱心な女性が2人いた。

Onが出展したクラウドフロー、クラウドX、クラウドフラッシュ、クラウドエース、4モデルを全て履きたいと言ってくれた。

ひとつひとつの感触を確かめるように丁寧に履いてくれる彼女たちから、「やっぱりOn好きです。都内ならどこのお店で取り扱いが多いですか?」と質問を受けた俺は、何店舗かお店の名前を挙げた。

すると、彼女たちは少し表情を曇らせた。気になったので、話を聞いてみた。すると、こういうことだった。

 

神田にある大型店舗。Onの取り扱い数が多いと聞いたので行ってみたところ、とあるスタッフが「う〜ん、Onねぇ〜。私はあまり好きじゃないんですよね〜」と言って勧めてくれなかったので、履かせて欲しいと言いづらくなってしまいました。クラウドXを履いてみたかったのに……。

 

このケースは、少し前にも遭遇した。そのときはTwitter上で見た話だったが、今回は直接聞けたわけだ。

 

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色々と思うことはあったが、彼女たちには4モデルの試し履きを楽しんでもらうことだけに集中した。試し履きを終えた彼女たちは、喜んで帰ってくれたようだった。

 

シューズトライアルを終え、家に戻って少し考えた。問題の店員は何がしたかったのだろう。

自分の知識の深さを分かってほしかったのか。それとも経験の多さを認めて欲しかったのだろうか。お客さんの喜ぶ顔は見たくなかったのだろうか。売り上げを立てて、チームに貢献したくはなかったのだろうか。

 

「ランニングを楽しくする」

「幸せを広める」

 

それが俺たちの目指す方向性だ。Onというビジネスを通じて、幸せな人をひとりでも増やすことがミッションだ。

いいシューズやアパレルをランナーに喜んで買ってもらう。喜ぶお客さんを見た販売員は幸せな気持ちになる。売れたお店は繁盛して幸せになる。その結果として、俺たちも幸せになる。

これは理想論でもなんでもない。非常に現実的なビジネスの流れの話だ。

そして、その「幸せの循環」の起点になるのは、「喜んでもらいたい」という純粋な想いだ。そこに虚栄心や意固地さなどの不純物を紛れ込ませると、その幸せな循環は寸断されてしまう。

俺は幸せの循環を広げ続けたい。そのために、まずは俺自身がさらに楽しむ。

楽しそうな顔をたくさん見ることのできたシューズトライアルイベントで、そのことを改めて確認できた。

 

次回「Onのたゆまぬ改善、ランニングチェンジについて」に続く

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